オーダー家具・オーダーカーテンの基礎知識

オーダー家具

家具に関して悩むシーンは、引っ越しの時でしょう。家具を新しくするか、既存の家具を流用するのかです。購入する場合は、家具の量販店がありますね。でも、どこを見ても同じような商品が多いですね。専門家具屋をあちらこちらチェックするのもキリがありません。時間はいくらあっても足りません。

引っ越しの準備に忙しいときに、とても時間を捻出することはできないでしょう。そこでオーダー家具を考えるのですが、知識がないと気がつきます。初心者向けにオーダー家具のノウハウをご紹介しましょう。後半にはオーダーカーテンの基礎知識もつけておきました。この記事では【オーダー家具・オーダーカーテンの基礎知識】について解説します。参考にしてみてください。

オーダー家具を購入する場合のメリットとデメリットとは?

広いリビングとバルコニーに置かれた家具

オーダー家具のメリット

  • 空きスペースがあってもサイズが合わなく既製品家具が置けなかった場所にも、自分が思っている家具を置けます。
  • 隙間があれば上手に活用できますからスッキリ感があります。
  • 丈夫な家具をオーダーすることができます。
  • 自分のこだわりを細部までオーダーできますから、高品質な家具ができあがります。
  • 色・形・サイズ・素材など豊富な選択肢がありますから理想を具現化できます。

オーダー家具のデメリット

  • オーダーする店舗によっては、細部まで融通が利かないケースもあります。
  • 一から作り上げていきますから出来上がっているモデルがないので最終の出来上がりのイメージができにくい。
  • 設計やデザインからスタートしますから、家具が実際に出来上がるまで既製品よりも、時間がかかります。
  • 素材やデザインやサイズのこだわりがありますから、既製品よりもコストがアップします。

オーダー家具が向いているお部屋とは?

家具職人

お部屋の形や大きさが一律でないマンションなどが想定されます。人生最大の夢の一つが自分の家を持つことでしょう。全てを自分の好きなもので揃えたい気持ちがあります。夢を実現して快適な生活をしたいのが本音。そんな夢を叶えてくれるのがオーダー家具。自分の趣味嗜好を取り入れて作れます。満足できる自慢の生活空間ができるのでうれしいはず。

一戸建ての新築ならば、注文して自分の理想を入れられます。家具を想定しながら設計することも可能です。しかし、建売住宅やマンションの場合は、既存の家具の場合はサイズや形が部屋にそぐわないこともあります。特にマンションの場合は、それが顕著。部屋の大きさや形は一律ではありません。和室ならば四畳半とか六畳とかある程度決まりますね。

色も素材も同じような既製品からジャストフィットの家具は簡単に見つかりません。もうちょっとでサイズがピッタリなのに。この家具だけ素材が違うからテイストに統一感がなくなってお洒落感がなくなって残念。あまりにも生活感がでてしまうとガッカリしてしまいます。マンションや建売住宅を購入する場合は、オーダー家具が魅力でしょう。自分の理想を形にできますし、細かい部分まで対応してくれるからです。

賃貸でもオーダー家具を導入するメリットとは?

黄色い壁に合わせた長机

マンションや建売住宅にオーダー家具が向いているとご紹介しました。ですが一戸建てや分譲マンションだけがオーダー家具のターゲットではありません。賃貸の物件でもオーダー家具を購入するメリットはあります。生活の満足度はグンとアップするのです。耐震面で見た場合の安全性も向上させることが可能です。

例えば壁面収納。壁面収納はオーダー家具の中でもトップクラスの人気です。壁面収納ならば大地震が起きた場合でも倒れてくることが少ないので安全性が高いのです。そればかりか、家具を設置しているお部屋の耐震性を向上させてくれます。壁が太くなるわけですからね。

日本は地震大国です。地震が多い私達の国では、見た目のお洒落さだけではいけません。それ以外に収納力をアップさせたり安全面を追求したりする必要があるのです。

オーダー家具は家具の転倒防止にも適している

オーダー書籍棚

地震対策としてのオーダー家具の話をしましたが、少し深掘りしましょう。最近は各地で大きな地震が発生していて不安ですね。一番恐いのは地震が起きたときに食器棚・本棚・タンスなどの重たい家具が倒れてくることでしょう。直下型地震の場合は、緊急警報が鳴る前に揺れがやってきますので、大きな家具が倒れてきても、その場から逃げることはとても難しいです。

もっとも効果的な地震対策は壁や天井に家具を固定することですが、賃貸物件の場合は気になります。カレンダーを可鋲で留める程度ならばいいでしょう。しかし壁に穴を開けて家具を固定することそのものを禁止されている場合もあります。L字型の固定具とネジを使えません。

地震対策用の器具はリーズナブルな費用で販売されています。しかし、実際は家具を固定していない人が相当数いるでしょう。そこで、おすすめしたいのがオーダー家具を使って壁面収納をすることです。

これならばネジを使用して家具を固定する必要もありませんね。天井から床までの高さを測っていただき、部屋にジャストサイズに収納を設置できるわけです。天井と床の2点で壁面収納がしっかりと挟まれています。大地震が起きても天井が抜けたり、床が抜けたりしない限り壁面収納が倒れてくる確率は極めて小さいです。

壁面収納が天井と床に密着していますから、部屋を支える柱が1本できたことと同じ状態です。部屋そのものが潰れる可能性も少なくなり安全性は極めて高くなります。オーダー家具の場合は、ミリ単位・センチ単位で高さを調整できます。天井がフラットでも対応できるのはオーダー家具ならではでしょう。

賃貸住宅だからこそオーダー家具を導入することで使い勝手やお洒落を楽しみましょう

白い壁に白い椅子とテーブル

限られたスペースをフル活用するために、例えばキッチンに追加する作業用テーブルも使いやすい高さにすればいいでしょう。その位置に合わせてキャビネットや戸棚もオーダーしてみてはどうでしょうか。100均などやホームセンターで突っ張り棒を組み合わせて、簡単な収納を作る方法もあります。ですが強度はそれで大丈夫でしょうか。デザインや色も固定されていますから、お洒落感もなく個性もありません。

あなたらしいインテリアや使いやすい生活スペースを追究したくはありませんか。まずは小さいものからオーダーしてみるとオーダー家具の良さがご理解いただけるでしょう。賃貸住宅で特にお薦めしたいのが玄関収納棚です。ワンルームマンションの場合は玄関に収納がないケースが多いのでとっても不便です。玄関に置けるサイズですから、もしも引っ越しをしても使えるでしょう。自分の身長にピッタリの収納があれば無駄にならないでしょう。

オーダーカーテンの基礎知識

カーテンから覗く女性

カーテンは部屋の中で比較的大きな部分を占めているのに気がついているでしょうか。既製のカーテンは安いですが、本当に自分が満足できるものは少ないです。上手くサイズがあってデザインや素材も気に入ればいいですが、そんなケースは少ないです。オーダーカーテンの場合は、自分が欲しかったカーテンが簡単に手に入ります。基礎的な知識をご説明しておきましょう。

オーダーカーテンには「Aフック」と「Bフック」があります

カーテンはフックを設置して取り付けますが、2種類あります。

  • Aフック
    レースが見えるように取り付ける場合
  • Bフック
    レースを隠すように取り付ける場合

カーテンをオーダーする場合に、どちらのフックで取り付けるかを明確にしておきましょう。そうしないと、せっかくカーテンをオーダーしても長さが違っていたという失敗が起こります。きちんと、カーテンの設置場所を確認していただき、計測してくれる会社を選ぶと安心できます。まずはフックの種類を確認することが第1段階です。

オーダーカーテンの開き方は「片開き」と「両開き」があります

既製カーテンは基本的に両開きタイプが大部分です。オーダーカーテンは「片開き」タイプを選ぶこともできます。どちらが良いのかは好みや使い勝手の問題です。便利な方を選びましょう。

  • 両開き
    2枚に分けて、真ん中から開けるタイプのカーテン
  • 片開き
    1枚のカーテンで片側から開けるタイプのカーテン

窓の横幅が短い場合は「片開き」もありでしょうが、長い場合は「両開き」のほうが無難です。開けた場合に、ボリュームが多くなりすぎるからです。

既製のカーテンとイージーオーダーやオーダーカーテンの違いはどこにあるの?

横開きのアコーディオンカーテン

大きな違いは、既製カーテンはすでにサイズが決まって販売されていることです。オーダーカーテンの場合は、自分が希望するサイズで作ってもらえます。サイズだけでなく、縫製の違いもあります。オーダーの方は土リープヒダがゆったりしてゴージャスなイメージにする場合が多いです。既製のカーテンは土リープヒダが平坦になってボリュームに欠けて貧相な印象です。

窓によっては既製のカーテンでも十分な場合もあります。ですがオーダーのほうが良い窓もあるのです。窓に似合うカーテンを選びたいですね。イージーオーダーのカーテンは横幅が100センチ・150センチ・200センチで固定されており、高さに関しては、5センチ単位3センチ単位でオーダー出来るようになっています。

既製カーテンは、横幅は基本100センチです。高さは135センチ・178センチ・200センチの3タイプが一番多いです。一般的には2枚一組の両開きタイプですね。

ミラーレスカーテンとは何?

ミラーレスカーテン

ミラー(鏡)のような効果があるカーテンのことで、外側から内部が透けて見えないのが特徴です。昼間の場合に最大限の効果があります。近頃は夜でも効果があるミラーレスカーテンも販売されています。プライバシーを維持しながら、通気を維持できます。UV効果もありますから室内の日焼けを防ぐことも可能です。

ボイルレースのカーテンとは?

ボイルレースカーテン

レースのカーテンは通気を考えた場合、必須ですね。その中でも極細の糸を使って平織りした生地のレースカーテンを「ボイルカーテン」と言われています。デザインも豊富で、繊細な柄も表現できてお洒落です。生地は薄いですが、カーテンの機能はしっかりと果たしてくれます。よりお洒落でデザイン性の高さを追求するならばボイルレースを検討してみるといいでしょう。

裏地付きカーテンの特徴とは?

裏地付きカーテン

カーテン生地の表の裏側にもう1枚生地を貼り付けたタイプのカーテンのことです。遮光効果が高まります。遮光カーテンではないカーテンの裏側に遮光性が高い生地を貼り付けるわけです。断熱効果がある素材を貼り付ける場合もあります。

オーダーカーテンを依頼する場合は、アフターフォロー・アフターサービスが充実したところを選びましょう

カーテンに包まれた女性

オーダーカーテンを購入して、取り付けようとしたらサイズが違っている場合もあるでしょう。仕上がり具合がイメージと違う場合もあります。そんなときに役立つのがアフターサービスです。万が一に備えて、しっかりとフォローしてくれるかどうかは大切なポイントです。オーダーカーテンを依頼しても良い業者かどうはを判断する基準として考えておきましょう。

形状記憶カーテンとは何?

形状記憶カーテン

カーテンのドレープは経年劣化すると乱れてくる場合もあります。既製品の場合は、その傾向が顕著です。しかし、オーダーカーテンならば形状記憶タイプを選ぶこともできます。綺麗なウェーブが長持ちしますし、ヒダが綺麗に並んでいるとお部屋のイメージも良いですね。ちょっとした違いですが、形状記憶加工のカーテンはお薦めです。

まとめ

綺麗に整頓された部屋

いかがでしたでしょうか?オーダー家具・オーダーカーテンの基礎知識をまとめましたので、参考にしてみてください。この記事をお読みいただければ新しくオーダー家具を購入したりオーダーカーテンを購入したりする場合も失敗しません。新生活が楽しいものになりますように願っています。